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どんな症状なのか
強迫性障害の症状は、強迫観念と強迫行為の両方がある状態です。
強迫観念とは、考えたくない事柄が自分の意思ではどうにもならないほど
何度も頭に浮かぶことで、強い不安や恐怖、不快感を伴います。
強迫観念は普通の人にもあるものですが、障害になるとこのとらわれが強くなり
生活に影響が出るほどになります。
強迫行為はこの観念による不安を打ち消すためのもので、
その表出の仕方は一般には理解されがたいこともあります。
この障害の半分以上が問題になる強迫行為を抱えています。
症状の種類について
強迫性障害患者の人はこの症状の奇異さを自分でも自覚しており、
そのために人知れず悩むことになります。
具体的な症状としては主に次のようなものが挙げられます。
不潔恐怖 | 体や居室の汚れが異常に気になり、常に清潔にしておかないと落ち着かない |
加害恐怖 | 自分が相手に何か危害を加えるのではないかと恐怖する |
被害恐怖 | 自分に危害を加える可能性のあるものを恐れるようになる |
確認行為 | 自分のやったこと(ガスの元栓を締めたか、鍵はかけたか等)を何度も確認する |
縁起恐怖 | 宗教や道徳に反する行いをすると罰が当たるのではないかと恐れる |
不完全恐怖 | 秩序や形式にこだわり、物事が完璧でなければ不安を感じる |
以上の症状が強迫性障害のなかでも特に多く見られます。
人によって症状は多種多様なのですが、共通しているのは何らかのもの・状況に対して
恐怖・不安を感じていることです。
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