自分でできる治し方

強迫性障害を克服するためのコツは、完全に治そうとしないことです。患者の８割以上の人が日常生活に支障がない程度に回復できていますが、完治できたわけではありません。完全に治らなくても問題なく生活できるということを理解すれば気持ちが楽になります。完全欲のとらわれ強迫性障害の人は完全欲が強い傾向にあります。自分で克服するためには、まず完全欲に対する心のとらわれを解放しなければなりません。すべてを自分の納得...

強迫性障害には漢方が効果を現すことがあります。漢方で障害自体を改善するのは難しいですが、それに伴う不安感・焦燥感を緩和する効果が期待されます。服用することで２次的な症状も防げる可能性が高くなります。薬よりも副作用が少なくい体質のほうも自然と改善されるというのもメリットです。即効性はないですが、気分が落ち着く効能とともに体全体の調子が良くなることで不安・恐怖とそれに伴う身体的症状への抵抗力が次第につ...

強迫性障害に効くというサプリメントは見かけませんが、脳の健康を維持するサプリで症状が緩和されることはあります。おすすめはセントジョーンズワート 不安感・恐怖感を緩和するのに有効なのは、セントジョーンズワートです。セントジョーンズワートとはハーブの一種であり、天然の抗鬱剤ともいわれています。ＳＳＲＩと同じように、セロトニンドーパミンノルアドレナリンの再取り込みを阻害してくれます。薬と比較して副作用が...

強迫性障害は、脳の栄養不足が原因、とも考えられています。逆に、食品が脳に悪影響を及ぼしている場合もあります。強迫性障害の人に不足している栄養素とは何なのか、避けたほうが良い食品はどれか、を解説します。強迫性障害に有効な栄養素は？強迫性障害の人に不足している栄養素、そればズバリ「セロトニン」です。セロトニンの働きとは？セロトニンは、脳の神経伝達物質であり、心身を安定させる働きを持っています。セロトニ...

強迫性障害の症状を緩和するには、スポーツやトレーニングで体を動かすことも有効です。無酸素運動と有酸素運動のどちらもおすすめできます。特に強度の強いトレーニングの効果が高いといわれています。ですが体を動かす習慣があまりない人は、最初の頃はウォーキングやジョギングなど無理のない範囲から始めていきましょう。目安としては１日に約３０〜６０分くらいです。腹筋・背筋・腕立て伏せも有酸素に近い軽めの強度で、１日...

強迫性障害の原因のひとつは、自律神経に乱れが出ている、つまり、交感神経が優勢になっている状態で、不安を増幅しやすくなっています。自律神経のバランスを取り戻すことで、精神の安定を図っていきましょう。避けるべき行動・環境まずは、自律神経の乱れを招く行動・環境を、避ける必要があります。避けるべき行動・環境は、以下のとおりです。飲酒や喫煙タバコに含まれているニコチンやアルコールには、自律神経を興奮させる作...

認知行動療法のひとつに、「読書療法」というものがあります。本を読むだけで、本当に強迫性障害が良くなるの？それも、自然な疑問だと思います。実は、読書療法は臨床的な研究でも、精神疾患に効果があると認められているのです。プラセボ効果を研究するハル大学のアービング・カーシュ博士は、認知行動療法（CBT）を受けなくても、そのメリットの多くを得ることができる方法として、認知行動療法の読書療法を薦めている。〜「...